2026年 1月の星空





2026年1月 沈む冬の星座


初虚空蔵当日、1月12日の朝はこの冬一番の積雪だった。車のバンパーの上まで達する積雪で、正月にこれだけの積雪があったら大変だったろうと、胸をなで下ろした。正月に雪がないと冬は短く感じられるから不思議だ。今年はギャラリー作品展の撤収と重ならないか心配だったが、天が味方した
21日からはこの冬最長の寒気の南下があるとか。上の写真は一度降った積雪と落石・倒木を除去して山に入って撮ったもの。どうやらこれが1月最後の1枚となりそうな予感

冬の星座が西の山へと傾いて、オリオン座が山際に隠れようとしている
以前、冬の終わりに箱根で冬の星座を撮ったことがある。そこで知ったのは、ふたご座の1等星カストルとポルックスが仲良く並んで西へ沈んでいくということ。出現時は順序よく斜めに出現するのに対して、西へ傾く時には仲良く並んで沈んでいく。オリオン座の三つ星も同じような出現と西没を見せる。今は厳冬期だから長時間観察し続けることは大変だが、一度じっくりと観察してみてほしい。新しい発見がある

今年の1月は黄砂が酷かった。こんな経験はこれまでになかった。上の写真撮影時にも黄砂の影響が見られる


※※ 以下、20260124 追記

やはり、というか、当然のように雪がやってきた

22日朝には70㎝の積雪。新雪だが水分を多く含んだ雪で、スキーには向かない雪質。ワックスの選択が難しいだろうと考えたり。こんな雪には山用の輪カンが向いている
大雪の朝は3時半には起床するようにしている。遅くとも4時半までに車を掘り出しておかないと、除雪車の稼働に間に合わない。朝3時半から始める3時間の労働は、空腹も重なってなかなか辛い。これが春になるとすべて解けて消えてしまうのだから、言葉にならない

気象予報はSCW頼み。高精度の予報は収束帯の動向を予め知っておくのに欠かせない
雪と一緒に押し寄せてきたのが電気代・食材をはじめ生活関連の高騰。とうとうこの冬から、室温を8℃まで下げて節約。ドラッグストアの3個99円のコロッケとヒートテックのおかげでどうにか生きている

遠州森町の古い友人に言わせると、私などは高齢者じゃないらしい。じゃあなんなの?と聞くと、独居老人、だとか
あまりに言い得て妙なので、感心してしまった
いや、結構気に入っている

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12mm、ISO1250、f2.8、60秒、マニュアルWB、LEE SP-31 ソフト №1、Raw
高感度NRはoff、長秒時NRはon、赤道儀で恒星追尾撮影、揖斐谷
SONY α7M4 + FE 12-24mm F2.8 GM

2026年01月18日22時14分









2026年1月 天文薄明終了後の星空を撮る


環境省の「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」に初めて参加したのは2019年夏だった。以来、夏、冬と年2回の観察を継続して今回で7年、14回目の調査だった
これまでの調査結果は国立環境研究所より「星空観察結果-夜空の明るさ等級マップ-」として公開されている。それによると私の調査地点では年によってのバラツキが大きいことが分かる。ひとえに近隣施設の照明の強弱による。コロナ禍で照明が早く落とされた年は良好な星空環境があり、今回のように連休前で遅くまで照明が点灯している時は星空環境は良くない

毎年冬の観察は天候が冬型になるとお手上げなので、まずは撮影撮影できただけで胸をなで下ろす
いつの年だったが、凍結した道を登ることができなくて、登山靴にアイゼンを装着して完全冬装備でカメラと三脚を担ぎ上げたこともあった
それから見ると、今年などはたいした冬ではない。もっとも今のところは、だが

上の写真だが、施設の照明によって光害が酷い
光害カットフィルターを使用していないのでなおさらそう感じる

それでも季節が冬から春へと変わろうとしていることがわかる
ふたご座に侵入して強烈な光を放つの木星。1月10日に衝を迎えるため際だって明るい。右の山際から姿を見せた1等星シリウスと比べてもその光量は比較にならない。夜半の明星と呼ばれる所以だ
写真には、ぎょしゃ座のすぐ上にペルセウス座が姿を出している。天の川を下ると、かに座のプレセペ星団も登場した。星空の季節は秋から冬を経て春へと移り変わろうとしている

猛烈な寒波がやってくるとか。一段落してまた星空が眺められるようなら、降り残した天体も含めてもう一度撮ろうと思う

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14mm、ISO800、f2.0、30秒、マニュアルWB、LEE SP-31 ソフト №1、Raw
高感度NRはoff、長秒時NRはon、赤道儀で恒星追尾撮影、揖斐谷
SONY α7M4 + FE 14mm F1.8 GM

2026年01月09日20時02分







レグルスの潜入 2026年01月07日 01時13分


レグルスの出現 2026年01月07日 02時13分


月による しし座の1等星レグルスの掩蔽 (レグルス食)


【写真 上】 レグルスが月の明縁へ潜入
【写真 下】 レグルスが月の暗縁から出現


冬型の天候となり時折薄雲が行き交うあいにくの天候だった。時間を経るにつれて薄雲が覆った
シーイングはあまりよくなかったが、雪が降らなかっただけで満足する他はない
外気温は-3℃。極寒を覚悟したが、風がなかったため比較的しのぎやすかった

1分間のインターバルで撮影した写真から、明縁への潜入と暗縁からの出現の2点をセレクト
月明かりは強烈で、潜入と出現を肉眼で確認することは困難なので、写真頼み

ともかくも、2026年の星空撮影が始まった


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400mm、ISO400、f8、1/250秒、マニュアルWB、Raw
高感度NRはoff、長秒時NRはoff、三脚で固定撮影、揖斐谷

SONY α7RM5 + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS